バケツ稲 刈りとり

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5年生のバケツ稲とともに育てたプランター稲の刈りとりを本日行いました。全校児童が1~2回ずつ体験しましたが,今日できなかった子は明日行います。初体験の子がほとんどでしたので,ひと束ずつ握って,ノコギリ鎌を使い刈りとりました。

熊がのしかかっているわけではありません。手ほどきをしています。

「うまくできたけ~?」

まずは一年生4人と行いました。刈りとった稲の束をビニル紐で結びます。本当はビニールの紐ではなく,機械であればバインダー紐,手であれば米わらで結びます。

余談ですが,紐で結ぶという行為は非常に難しいですよね。私たちが子どもの頃,父母の皆さんが子どもの頃とも比べると,結ぶという技能は年々落ちています。便利な道具が次々と生まれ,結ぶということが必要ではなくなっているからでしょう。しかし,紐の結び方やハサミやカッターの使い方というものは,小さな頃から習得させたいです。家でも意識してみてください。

その後休み時間に次々と体験しました。学年が上に上がるとスムーズですね。「これ,どうやって食べるの?」ごもっともな質問です。一週間ほど干してから,一人ひとりの手で脱穀してもらい,精米へと進めます。少量なので,全て手作業で行う予定です。白米にはいきつきませんが,玄米では食べられる予定です。

とりあえず,鉄棒で天日干しです。今年も貴重なお米です。5年生はすでに社会科で学習しましたが,農業の勉強で,米ができるまでの過程を学びます。私も大人になってから稲作を数年しましたので,米農家の御苦労はわずかながらですがわかるつもりです。今の小菅村には田んぼがないと聞きましたので,今回の体験が少しでもお米を身近に感じる機会になってくれればいいなと思います。