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第58回明媚祭(9.14)

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14日(日)午後には第58回明媚祭が行われました。村長さんと会長さんから激励の言葉をいただき、いざオープニングへ。

  

まずは全校制作部門から「全校作品」のお披露目。第58回明媚祭テーマ「上笑」をイメージした風船、雲、鳥、矢印。そしてみんなの笑顔。素敵な全校作品が完成しましたね。その後のオープニングの映像と開祭宣言で一気にボルテージが上がりました。

  

最初の発表は「各学年総合的な学習の発表」。1.2年生は校外学習の様子をエピソードを交えながら発表してくれました。自分たちで計画し、自分たちの力で行った班別行動は大きな自信になったようですね。発表の中で「ご飯」に関する内容が多かったのは気のせいでしょうか?よほど美味しかったのでしょうね(^^;)そうそう2年生の発表の中で「Let’s enjoy Yamanashi!」の発音は素晴らしかったですね♪プチウケといった感じでした(^^)

  

3年生はオーストラリア修学旅行の様子。1年生の頃は「行きたくない」といっていた子たちが、先輩の話を聞いて「行ってみたい」と変わり、4泊6日の修学旅行を存分に楽しんできた様子が発表されました。「え~行きたくない!」といったセリフをみんなで叫ぶ“小芝居”も挟んで発表自体を楽しんでいる様子が見られましたね。さりげなく「friends」なんて言っていたことに会場の皆さんは気付きましたか?いやぁ確かにオーストラリアのfriendsはいい子たちばかりでしたね(^^)また会いたいものです♪

  

休憩を挟んで「縦割りチームによる劇」。「学園パニック」と「セレクトライフ」。「学園パニック」は、突然の学園長交代。新しい学園長は「才能のないものは切り捨てる」という考えの下、試験を行うと宣言する。突然の展開に戸惑う生徒たち。試験は何か特技を見せるというもの。手品、ダンス、小噺、童謡、歌、漫才…。漫才をした二人だけが退学ということに…。学園に残るために仲間と知恵を絞ったり励ましたり協力したり、時にはケンカしながらも窮地を乗り越えていくというストーリー。理不尽な世の中に対して、若者同士ぶつかり合ったり悩んだりしながらもみんなで突き進むというメッセージが込められていました。(って私の解釈ですが間違っていないですかね?)それにしてもあのダンスはキレッキレでしたね!自然と会場から拍手が起きました(^^)

  

 

「セレクトライフ」は、中学生が突然「人生の選択」を迫られる。「青春時代の生き方には6つの型がある。「ガリ勉型」「優等生型」「不良型」「三語型」「スポーツ型」「ねくら型」…。その型に進むためには、その型の人をナイフで刺さなければならない…。と言ってもこれは実は芝居の稽古の話。どういう展開にしたらいいのか脚本についてみんなで意見をぶつけ合う。芝居と現実を行ったり来たりしながら人生について考えるというストーリー。中学校生活を楽しみたい気持ちと今後の将来(進路)について不安を抱えている中学生の素直な気持ちが表現されていました。最後の「私はあんな生き方嫌だ。6つの型のどれも選びたくない。私は私だけの7番目の人間型を選びたい」のセリフにはグッときましたね。

 

  

どちらの劇もいろいろ考えさせられましたね。実は今年の明媚祭の劇について、人数がこれだけ少なくなっていることを考えると「全校生徒で1本の劇を作り上げてもいいのではないか」と先生たちは考えていました。ところが、生徒から「演じるだけでなく観る側にもなりたい」という声があり、縦割りチームによる劇を行うこととなりました。人数が少ないため当然一人二役とかしなければならなくなります。また一つの役を別人が行わなければならない場面も出てきます。1学期中に台本&配役を決め、夏休み中にセリフを覚え、明媚祭取組が始まったら毎日のように練習…。声が聞こえづらい部分もあり、もったいなかった気持ちはあります。それでも生徒は一生懸命練習してきました。先生たちも何度も何度もフットマイクを調整して本番に備えてくれていました。劇担当の先生が台本を選び、限られたメンバー、限られた時間の中でどのようにしたらいいのか日々頭を悩ませていました。わずか30分間の劇をつくりあげるために生徒も先生もどれだけ努力をしてきたか…。みんなでつくりあげた劇。素晴らしかったです!

10分休憩の後に行われたのが「全校太鼓」。体育館後ろで衣装に着替え、気合い入れ。気持ちがメチャクチャ高まっていましたね。まさに「青春!」って感じでした。「連」。今年から始めた曲ですが、正直言って最初は「やれるのか?」「明媚祭での発表は無理なのでは?」という思いもありました。太鼓の中に篠笛(結局リコーダーになりました)と鍵盤ハーモニカを入れるって全く想像もできなかったし、「今後の生徒数の減少を考えるとやめた方がいいのでは…」とも考えました。それでも子どもたちが「やりたい」ということで取り組みました。リコーダーと鍵盤ハーモニカの二人は本当に大変だったと思います。プレッシャーもあったと思います。吹けるようになってもあの太鼓のリズムに合わせ、あの音量に負けないようにするのは大変な苦労がありました。よくがんばりました!「飛躍」。今年に入って(練習も含め)何度も何度も聞いてきましたが、やはり素晴らしいですね。私が感動したのは1年生の成長です。出だしの「そぉ~れ!」の声出しは1年生女子。最初の頃は大きな声が出せなかったのが、今ではバッチリ大きな声を出せるようになりました。1年生3人の叩く姿も5月30日の第1回練習の頃と比べると見違えるほど自信に満ちあふれた姿になっていました。本当にすごい!そして改めて感じたのは3年生のクオリティの高さでしょう。叩く音、一つ一つの動き、真剣なまなざし…どれをとってもやはり3年生は別格です。迫力が違います。申し訳ないけど、これは1.2年生はまだまだかないません。目指すべき姿をしっかりと見せてくれている3年生はさすがです。

 

  

  

閉祭式の始めは「全校合唱」。「YELL」を歌いました。これまで午前中の体育祭から始まり、学年発表、劇、太鼓とやってきて最後の最後の合唱。きっと疲れもピークだったと思いますが、全員で気持ちを込めて歌えていたと思います。(やや速かった気もしますが…気持ちが入っていたということでOKでしょう。)私は合唱の中で「だからこそあなたは だからこそ僕らは 他の誰でもない 誰にも負けない 声を 挙げて “わたし”を 生きていくよと 約束したんだ ひとり ひとり ひとつ ひとつ 道を 選んだ」の部分が好きです。中学生の強い決意みたいなものを感じます。合唱も終わり最後は閉祭宣言。エンディングの映像を見て「今日この日を迎えるまでにこんなにがんばってきたんだな。」ということを改めて感じました。もちろん映像に映っているのは極々一部ではありますが、それでも会場の皆さんにも、ステージ上の輝いている姿だけではなく、それまでの苦労や努力している姿も感じていただけたのではないかと思います。本番だけでなくそこに至るまでにどれだけ準備できるか、どれだけ真剣に取り組めるかが大切なんですね。きっと中学生の皆さんも「がんばってきたからこその感動」を味わうことができたのではないでしょうか。いい明媚祭でしたね。

   

「上笑」まさにテーマが達成された明媚祭だったと思います。最後の閉祭宣言に「この経験を糧にして私たちはこれからも成長していく」とありました。そうですね!これからの小菅中に益々ご期待ください。

午前中の小中体育祭から午後の明媚祭まで多くのご来賓の皆様、地域・保護者の皆様にご来校いただき、たくさんの励ましの言葉、大きな声援、割れんばかりの拍手をいただきました。皆様のおかげで体育祭・明媚祭を無事に終えることができました。心より感謝申し上げます。今後ともご支援ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。

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