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避難訓練(4.23)

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4月23日(水)に避難訓練を行いました。今回は「非常に強い地震→地震により給食センターから出火」という想定で訓練を行いました。Jアラートを放送でかけたときの行動は、生徒達にまだ周知されていないようでした。鳴った瞬間に机の下に潜り身の安全を確保する学年もあれば、放送で指示があるまで座ったまま静かに待つ学年もありました。

本来は「地震→命を守る行動」がすぐに取れるようにしなければなりません。ポイントは「頭部を守る」「(ものが)落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」です。覚えておきましょう。地震後の安全確保の後に、非常ベルの放送がかかり、全員体育館へ避難しました。火災の際に避難するときに大切なことは「出火場所の確認」「安全な避難経路の確認」「煙を吸わない」「迅速な避難」です。みんなよくできていました。

その後場所を3階の図書室に移動し、「もし図書室で活動中に家庭科室で出火し、廊下が通れない状況だったら、どう避難するか」をみんなで考えました。実は小菅中の図書室には「非常階段」はあるのですが、2階までしか降りることができません。そのため図書室のベランダには「避難梯子」が用意されています。3階から2階へ避難梯子で降り、さらに2階から1階へ避難梯子で降りるといった具合です。なかなか大変ですが、そういった状況ということを知っておかないといざというときに迅速な避難ができません。今回は大月消防署の方に実際に避難梯子の使い方を実演していただきました。山中先生には実際に3階から下まで降りてもらいました。「思ったより揺れは少なく、怖くはなかった」とのことです。

 

避難訓練というと、全員避難→安否確認で終わり…というパターンが多いですが、実際の場面を考えると、安否確認で終わりではありません。「火災後の生徒の引き渡しをどのように進めるのか」「引き渡しまでに時間がかかる家庭への対応はどうするのか」「連絡しなければならない関係機関は?」「給食センターで火災ということであれば、翌日以降の昼食はどうするのか」「翌日以降の学校再開に向けた対応」など様々なことを考えなければいけません。学校だけでなく、家庭・役場も一緒になって考える必要があると思います。また、小菅という地域を考えると真っ先に考えなければならないのは「土砂災害」です。ハザードマップを確認し、自分たちの生活拠点がどのような区域なのか、より安全を確保できる避難所はどこなのか知っておく必要があります。「地震」「大雨」といったときに、「土砂災害は大丈夫かな?」ととりあえず「山を見る」習慣が身につくとよいと思います。

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