9日(水)にはアスリート派遣事業として、アテネオリンピック100m背泳ぎで銅メダルを取った森田智己さんが水泳指導に来てくれました。(今回指導中の森田さんの写真は撮らせてもらいました。ご了承ください。)
森田さんは背泳ぎで日本新記録を過去何度も出したすごい方です!今回は本物の銅メダルを持参し生徒に触らせてくれました。森田さんは2歳から水泳を始め、中学2年生の頃に「水泳一本でやりたい!水泳に全エネルギーを傾けよう!」と決めたそうです。中学生という時期に水泳一本でやっていくと決めたのはとても勇気のいることだったと思いますが、森田さんは「あの時自分の人生を『自分で』決めたということはすごくよかったと思う」と話してくれました。また「中2が人生のターニングポイントだった。自分にとっては中学生という時間はすごくいい時間だった。中学生って子どもでもなく大人でもなく、いろいろ知識も増えて難しい時期だけどすごくいい時間。この3年間何かに一生懸命に生きてほしい。」と子どもたちに語ってくれました。

いざ練習開始。まずはプール内を歩く→走るところから始めました。「しっかり足上げて走る」「後ろ向きで歩く→後ろ向きで走る」「後ろ向きでジャンプして進む→前向きジャンプ」と続ける中で、しっかり水の中で手を使う=「水を撫でる」感じを体感させていました。「進みたい速さと水の動く量を合わせないといけない。そのためには自分の力を水に伝えないといけない。焦って水をかく必要はないし、たくさんかけばいいとか速くかけばいいということではないんだよ。」ということを丁寧に教えてくれました。

そして今日の本題の「平泳ぎ」へ。「とにかく平泳ぎで難しいのはキック」ということで、プールサイドに座って足の動きの練習をしました。あおり足にならないためには足首を曲げた形をキープ。ペアの腕の円の形に沿って足を動かします。「その時には足首の形をキープするんだよ。」「フラフープをイメージしよう。」「足を戻す時に少しスピードupして!」森田さんのアドバイスを聞いた子どもたちから「すごい!水を押せている感じがする」「これなら進む!」と驚きの声があがっていました。「どれくらいのスピードがよいのか考えながらやってごらん。」「閉じる時にもう少しギュンって感じでやってごらん。」アドバイスでみるみる上達していきます。

続いてプールサイドに腹這いになって足の動きの練習。「膝を壁につける」「かかとをおしりに引き寄せる」「かかとの形は90度」といったポイントをペアで練習していきます。もうこの時点でほとんどの子が平泳ぎの足の動きについてコツを掴んだのではないでしょうか。さらに一人で壁に向かって足の動きの練習→ビート板を使った練習。「体は『まっすぐ』をイメージして!」「呼吸は考えずに姿勢とキックを大切にしよう」森田さんのアドバイスを受けた子どもたちの泳ぎ方がどんどん上手くなります。「あとは手と足と呼吸のタイミングだな。」と言ってから森田さんが模範泳法を見せてくれました。

すると…壁を蹴って一掻き一蹴りであっという間にプールの半分通過!みんなから「おぉ~!」と驚きの声があがります。25mをわずか4掻きだったでしょうか。とてもきれいな泳ぎでしたね。さすがメダリスト!するとそのまま「じゃあ背泳ぎを見せます」と言ってオリンピック銅メダル&日本新記録の泳ぎを目の前で見せてくれました!

これは本当にきれいでしたね!泳ぎ終えた後には大きな拍手が起こりました。「じゃあ今日はここまで!」と言われた子どもたちは「え?もう終わり?」とキョトンとしていました。手応えを感じていただけに、「もう少しやりたかった」というのが本心でしょう。この続きは来週の体育の授業でがんばりましょう。今日ここまで上達したみなさんなら大丈夫。来週は平泳ぎでスイスイ泳げるようになっていると思いますよ(^^)

最後にプール前で記念撮影。それにしてもオリンピックメダリストに水泳指導をしていただけるなんて、なんと幸せな子たちなんでしょう! 森田さんが語ってくれた「中学生って時期は、悩んでもいいし…反発したりうまくいかなかったり苦しんだりすることもあるだろうけど、とにかく濃厚な3年間にしてほしい。熱くなれるものを見つけてほしい。自分という人間を大きくする時期にしてほしい。いろんな人がいろんなことを言ってくるだろうけどそれらを自分で取捨選択して中学3年間を楽しんでほしい。」との言葉を胸に明日からもがんばっていきましょう!1学期の授業日数は残り7日間!もう1学期が終わってしまいます。3年生にとっては中学校生活は残り8ヵ月…休みの日などを考えると…実質6ヵ月といったところでしょう。一日一日を大切に!一瞬一瞬を熱く生きましょう!
